Levi’s ユーロ501とは

ビンテージの501といえばMade in U.S.A.が常識だと思いますよね。しかし、実は80年代のヨーロッパでは、トルコ製やイギリス製、スペイン製などの501が流通していました。よくこれをユーロ501と呼んでいます。今回はこのユーロ501の魅力を紹介しようと思います。

U.S.501とユーロ501

アメリカでは1970年代後半~80年代初めにかけて501の品質が大きく変わってしまいました。それまでのビンテージデニムの風合いが薄れてしまい、メリハリが少なく均一な色落ちをする生地になりました。

一方、ヨーロッパでは、80年代以降の製品でもヴィンテージに近い色落ちのものが多く見つかるそうで、中にはヴィンテージ品ほどクッキリと縦落ちしているものまで出てきます。これはアメリカで使われなくなった染料をヨーロッパでは継続して使用できていたためと言われています。

ユーロ501の特徴

ユーロ501の最大の特徴は、ヒゲのクッキリ出た、メリハリのある表情です。更に値段に関しては圧倒的に安いです。ユーロ501の国内での平均売価は8000円から10000円くらいです。

生産国いろいろ

トルコを中心にフランス、スペイン、イタリア、UK、ルーマニア、ポーランド、とヨーロッパ圏のものが多く(少数ですが南アフリカ、チュニジアなどのヨーロッパの影響を受けているアフリカ圏のものもあります)、色落ちも国によって若干違うのが面白いところです。

ちなみに、現地で買えば更に安くなると思うので、年末年始にヨーロッパで調査してみようと思います。

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