知っておこう!ジーンズ用語まとめ②

こんにちわ、令和です。
まとめ①の続きになります。

■大戦モデル
第二次世界大戦中のジーンズのこと。
物質統制により簡素化されたディテールが特徴。

■スレーキ
フロントポケットの袋布に使用される素材名。堅牢な綿素材が一般的。

■右綾・左綾
デニムの綾目の方向のこと。一般的には右綾が用いられる。
左綾のジーンズは Lee が有名。
それぞれ色落ちや、収縮率の大きいジーンズでは脚部の捩れなどに違いが出る。

■タグ
ヒップポケットの回りなどに縫い付けられたブランドを表す織りネーム。
リーバイス・ジーンズでは右ヒップポケット左上に赤、オレンジ、白などのタブが付く。
リーのタブは右ヒップポケット口ステッチ内に、
ラングラーでは主にバックヨークのダブルステッチ内に縫い付けられている。
なお混同され易いが、タグとはジーンズ内部に付けられる品質表示や注意書きのラベル(インサイドネーム)、
または外部に付けられるハングタグなどを指す。

■セルビッチ
耳とも呼ばれ、生地の両端のこと。
シャットル織機は織り幅が36インチ前後と狭く、
ジーンズを縫製するために効率よく生地を裁断するとこのセルビッジが両足の外側に回されることになる。
そしてジーンズが脇割り縫い仕様である場合このセルビッジが特徴的な色落ちをもたらす。
英語圏ではジーンズに限らず広く用いられる裁縫用語で、
語源は中世英語のselfegge(現代英語の正書法ではself-edge)であり、
最初の使用例は15世紀に遡ることができる。

■ボタンフライ
フロント部がボタンになっていること。リーバイス501が代表的。
防縮加工技術が開発される前は、ほとんど全てのパンツはボタンフライであった。

■ジップフライ
フロント部がジッパーになっていること。

■ストーンウォッシュ
ジーンズのユーズド加工の原点である洗い加工の手法。
ジーンズを軽石と一緒に洗うことで、石とデニムの表面が擦れてジーンズ全体が中古感のある色落ちとなる。
1970年代後半にエドウインが始めたのが最初。

※なお洗い(ウォッシュ)に関しては、概ね色の濃い方から
・リジッド
・ワンウォッシュ(リンス)
・ストーンウォッシュ
・ケミカルウォッシュ
・ブリーチ
という順になる。洗い加工はブルージーンズに限らずブラックジーンズなどにも行われる。
近年は部分的に色を落としたり、汚れのような染色を加えるユーズド加工もよく行われる。

■後染め
製品染めとも言う。先染めに対する言葉で、布(生地)を織り上げてから染色すること。
メーカーから発売されるカラージーンズは大抵、大元がホワイトジーンズでこれを後染めして作られる。
ショップによってはブルージーンズをも後染めして販売している。
なおブラックジーンズには、全面的に後染めされたリアルブラックと、ブ
ルージーンズの縦糸を黒に変えたブラックデニムで作られるもの(先染め)の2種類がある。

■フラッシャー
新品の販売時にジーンズの右ヒップポケットの辺りに取り付けられている、
大きな紙製の一種のラベルのこと。
正式にはバックポケットフラッシャーと言う。
またフラッシャーとは別に、ベルトループから下げ札(ハングタグ)が吊るされたり
ウェストバンドに縫い付けられることもある。
デッドストックにはこれらが残っているものが比較的多い。

Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です