ボタン裏の刻印について

こんにちは、プーチンです。

今日はリーバイスのボタン裏に刻印されているアルファベットや数字について解説していきます。

この刻印は製造工場ごとに割り当てられるもので、製造工場や地域を判別するために入れられているのが現在一番有力な説でして、USAプロダクトを中心とした製品に刻印されます。(もちろん他国生産のアイテムにも付きます)

この刻印で雑把な年代もわかります。

ちなみに、裏ボタンへの刻印は1950年代頃から始まったそうです。

とりあえず、僕が把握している刻印の種類も合わせて載せていきます。(もちろん他にも種類が存在するかもしれませんのでご了承ください)

50~70年代

1つのアルファベット、もしくは1桁の数字が刻印される。

「A」「D」「E」「F」「J」「K」「L」「O」「S」「W」

「2」「4」「5」「6」「8」「16(例外)」

「16」刻印については後述します。

この中でもアルファベットと「2」刻印はとても希少で、市場でもこの刻印があるモデルは高額で取引されています。

60~80年代

次は2桁の数字です。

「10」「12」「14」「16」「17」「20」

80~2000年初期

3桁の数字。

「273(ポ-ランド)」「501」「513」「515」「522」「524」「527」「529」「532」「544」「552」「553」「558」「575」「624」「650」「653」

2000年以降

現行モデルには4桁の数字だったり「J22」のようにアルファベットと数字どちらも入る刻印。

ちなみに、数ある中でも有名な数字刻印
「555」刻印

96年から工場閉鎖の2003年まで稼働していたリーバイス好きにも人気のある「バレンシア工場」で作られた証の555刻印。

96年当時には既になかった「赤耳モデル」や「XX(ダブルエックス)」等の、完成度の高い復刻モデルを製造していた工場として人気があります。工場閉鎖後さらに希少価値が上がり、現在もバレンシア工場モデルは高額で取引されています。

また、現在はLVC(リーバイスヴィンテージクロージング)の復刻ラインを製造するため、工場自体が復活しています。

「16」刻印
dsc05960

2桁刻印ですが、50年代初期~70年代中期頃まで稼働していた工場で、この刻印があるものは「16ボタン」モデルと言われています。数ある中でもとても長い期間稼働していた工場です。

16ボタンモデルには通常のラインには見られない変わったモデルが多く、通常は使われていない生地だったり、ディテールだったり等「555」刻印と並び、人気のある刻印になります。

「524」刻印
dsc05716

テキサス州のエルパソ工場製に付く刻印で 「66」モデルに付く1桁時代の「6」刻印モデルを製造していた工場としても有名です。(旧6工場とも呼ばれています)

まとめ
資料も出てきていますので工場の管理番号というのが現在一番濃厚な説ですが、今だに完全に判明しているわけではないのが刻印裏の番号の現状です。

ですが、特徴的なモデルだったり、今は作られていない完成度の高い復刻モデルに付く番号は一致しているので工場の管理番号として捉えていいと思います。

現在どの番号がどこの工場で製造されていたかというのが一部分しか判明していないので、新しく判明したら追記します。

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