【番外編】リーバイス4大ヴィンテージモデルの見分け方

こんにちは、令和です。
前回まで、「リーバイス4大ヴィンテージモデルの見分け方」について
投稿してきました。

今回は、その中でも自分が出会ってみたいと思った
「ダブルネーム」について特徴を書いて行きます。

■リーバイス・501”ダブルネーム”

1960年代の後半は、米国内、海外での急速なジーンズの需要増加によって、
リーバイスは急激な成長期を迎えました。

劇的に増加する需要に対応するため、リーバイス社は、
続々と工場を建設し生産キャパを拡大します。

60年代の後半は、501に様々な仕様変更が加えられ、
主要デニム製品のロット番号名の変更などを行いました。

501XX-501の表記の場合、刻印はKです。
ダブルネームで最も多く見られるのが、501-501で刻印がJのものです。
刻印Eでも、ごく稀に501-501があるようです。

ダブルネームは、パッチ上に二つのロット番号が表記されていることから
名付けられたと言われています。

50年代の後半から60年代のリーバイスのデニム製品に取り付けられた
紙製のパッチ(通称紙パッチ)は、硬化しやすく。
硬化すると破損して消失してしまうことが多いため、
パッチが残存しているものは少ないです。

パッチが残存していても、ロット番号の表記が読み取れないものもあります。

・ボタン裏刻印

トップボタン裏の刻印はKです。
トップボタン脇のステッチの処理はVステッチ、
ウエストバンド裏の上はシングルステッチです。

・ピッチの広いアーキュエットステッチ

ダブルネームや初期のビッグEは、アーキュエットステッチの
ピッチ(縫い幅)が501XXと同じ様に広いのが特徴です。

ピッチが広いと、ステッチが消失しやすいです。501XXでは、
着用感のあるものは、一部、全てのステッチが消失しているものがほとんどです。

アーキュエットステッチの消失を防ぐため、
ビッグEでは目の詰まったステッチに変更になりました。

初期を除くほとんどのビッグEのアーキュエットは、目が詰まっています。

・ずれカン

刻印がアルファベット1文字、アーキュエットが広いピッチのビッグE501は、
下の写真の様に通称ずれカンと呼ばれるクロッチに入れられる
カンヌキとステッチがずれているものが多い(ほぼ全て)です。

かなり希少性の高いもののようなので、
なかなかお店で出会えることがないのですが、いつか出会ってみたいなー。。。
(出来れば欲しいけど絶対高いんだよなー)

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